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【第3回】木工展開催に向けたインタビュー/加藤颯人・内藤恵悟・山田渓太

第24回 職人と丁稚の木工展はついに今週末となりました。


全3回にわたって、職人や丁稚へ木工展に向けた想いをご紹介してきたインタビューも今回が最終回となります。


第1回の山本、第2回の岩田、佐藤に続き、今回は一年目〜三年目のフレッシュさがまだ残る3名に木工展への想いを伺いました。



(左)三年目 / 加藤颯人   (中央)一年目 / 山田渓太   (右)三年目 / 内藤恵悟



― 今回の木工展では、どんな作品を作られましたか?


山田渓太(以下、山田):

僕は今2つ作品を作っており、一つ目はセンターテーブルです。

ウォールナットの材料を使ったのですが、使っている天板が斜めに木目が入っているもので、普通の天板とは違って目を引くようなデザインになっています。

ここが一番アピールしたいポイントです。

ソファとソファの間に置くため、使いやすいように天板の下に作った収納は、手前からも奥からも引き出すことができるように2つずつ付いています。また、マガジンラックのような雑誌が入る高さの収納スペースを両サイドに付けています。

僕自身が雑誌を読むのが好きなので、雑誌をいれるスペースがあるといいなと思って作りました。

このセンターテーブルは、木工展で作る初めての家具になるので、兄弟子さんに毎日見ていただき、教えてもらいながら作っています。

塗装は腰原塗装さんにお願いしたところ、高級感と重厚感のある仕上がりにしていただくことができました。

ぜひ斜めに入った木目にも注目して見ていただきたいです。


2作品目はディスプレータワーという家具を作りました。この棚のタワー部分である両端の柱の間にガラス板をはめることで3段の収納スペースを用意しています

また、真ん中の棚は高さを稼働できる仕組みにしたので、ガラス板の上に花などの自分の好きなものを飾れるディスプレータワーになっています。


加藤颯人(以下、加藤):

僕は3作品作りました。

1作品目はサイドテーブルですね。秋山社長にこんなものを作ったら?とアドバイスをいただいたものをまず作りました。

それから、2作品目がベンチです。

ウォールナットの1枚板を使って作りました。特に脚の部分にこだわりを持たせていて、動物が歩行しているのをイメージできるようにデザインしました。

結構面白い感じになっています。イノシシが横を向いているような形ですね。ベンチが胴体部分でイメージしてみてください。


最後に3作品目が片袖デスクです。右側に引き出しが付いているデスクなんですが、これ絵は図面をいただいたので、そこから林さんという職人さんについて頂いて作っています。

これまでは、先輩方に手伝ってもらわないと家具を作ることができなかったのですが、林さんにそれじゃダメだからってことで、自分で考えて一から作ってみました。

初めてに近いくらい、自分の力で作り上げることができた作品になり、とても思い入れが強いです。

教えてもらいながらではありましたが、自分でやってみたことで、今後はこういうところに気をつけて作らなきゃいけないななど、気付くことが多くありました。






内藤恵悟(以下、内藤):

今年は4作品作ったのですが、両親やいとこ、叔母にこういうのがあったらいいなと言われたものを作りました。

その中でも一番思い入れがあるのは化粧台ですね。この作品にはかなり時間がかかりました。いとこのために作ったのですが、形を決めてすぐ作っていくっていうことができなくて、考え込んでしまったこともあり、実は昨年の木工展の時に作り始めました。やっと今年完成品として木工展に出品できることになりました。

他は、ソファの前に置くようなセンターテーブルや、両親に欲しいとリクエストをもらったダイニングチェアを作りました。



― 3人ともたくさん作品を作られていますね。

    どういったところから家具づくりのインスピレーションを得ていますか?


内藤:

インスピレーションがあまり沸かないので、フランク・ロイド・ライトなどの作品集をみることが多いです。いろんな写真とかそういうのは手に入る範囲で買って見たりするように心がけていますね。


加藤:

僕は、職人の福田さんが作られた家具をはじめ、過去の木工展の作品集とかを参考にしながら、こういうのを作れるようになりたいなとアイディアを集めています。


山田:

雑誌を読むのが好きなので、よく古本店に行って海外の作品が掲載されている雑誌を見たり、書店で購入したりして、どんな作品を作りたいかな、こういう作品もいいなと想像を膨らませています。

内藤さんと同じく、僕もイチからデザインするというのは難しくてまだできないので、こういうのを作りたいなって思うのを考えた後で、自分のレベルでできそうなのかを更に考えて、具体的にイメージを膨らませています。



― 今回それぞれの家具を作るにあたって、作ろうと決めた時期はいつ頃ですか?


内藤:

僕の場合は、お盆と正月に帰省した時、家族や親戚に作って欲しい家具やどんな家具があったらいいかを聞いて、それをヒントにしてますね。


加藤:

そうですね。僕もお盆くらいから。



― ちなみに、今回作りたかったけど断念した作品はありますか?


内藤:

昨年、職人の野崎さんが作った巻込み戸のサイドボードですね。

木工展で見たときにすごくいいなと思ったのですが、今回の木工展では、時間がなくて諦めました。僕は時間を作るのが下手なの、できなかったですね。


加藤:

まだまだ全然技術がないことと、時間がないので、作ることが難しいと判断したのですが、前に仕事で職人の林さんと清水さんが両袖机を作られていました。その上に職人の福田さんが作られた一枚板が乗っていた作品を作られていて、僕もそんなのが作りたいと思いました。



山田:

僕は、たまたま倉庫から欅の木材が出てきたので、それを使ってベンチを作ろうと思っていました。まず木目を削って平にするところまではできたんですけど、仕事の都合で長期の出張が入ったことや、他の仕事の都合もあり時間を取ることが難しくなり、今年は出せないかなと思っています。

ただ、ギリギリできるところまで頑張ろうと思っているので、間に合えば今年の木工展に出品したいと考えています。間に合わなければ来年に。




― それぞれ作りたいけど時間的制約で断念されたものがあるんですね…。では、思い入れのある作品を出品する今年の木工展に向けて意気込みをお願いします。


内藤:

もちろん全部売りたいのはありますね。

あとは、家族に向けて作ったので、家族や親戚に喜んでもらえると嬉しいですね。

気に入ってもらえたら、次はもっとこんなの作って欲しいなと言ってもらえるようにしたいと思っています。


加藤:

自分は家族が京都から来てくれるので、しっかり自分の作品を説明できるようにまずしたいです。

あとは、他のお客さんにも先輩方の作品もきっちり説明できるようにしっかり準備していきたいです。


山田:

初めてのコンペになり、家族も来てくれます。なので、こういうのを作れるようになったよ、という成長した姿を見せて喜んでもらえるようにしたいと思います。



ー 3名ともありがとうございました。

    想いの込もった作品を会場でぜひご覧ください。




第24回 職人と丁稚の木工展

【開催概要】

日時:2019年11月29日(金)、30日(土)、12月1日(日)

10:00〜17:00 ※最終日のみ16時まで

場所:ハウスクエア横浜

   神奈川県横浜市都筑区中川1丁目4−1

   横浜市営地下鉄ブルーライン「中川駅」から徒歩2分

    https://www.housquare.co.jp/about/access.html





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